「知らない間にお金が貯まってた」を実感する為の貯金方法とお金の考え方

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お金に関する悩みは人それぞれですが、そのなかでも特に気になる悩みが「貯金」ではないでしょうか。
お金を貯めたい、そう思ってもなかなか思うようにはいかないですよね。

「よし、貯めるぞ!」と意気込んでみたところで、一週間もすれば「もう、やーめた」なんて経験ありませんか?

小銭貯金を始めてみても貯めていたはずの500円玉や100円玉を使ってしまい気がつけば1円玉だけが残っていたり、使うお金を決めても月末になればついついATMから引き出してみたりと、どうしても貯金は後回しにしてしまいがちです。

でも、なかには、目標を決めてコツコツと着実にお金を貯めている人もいます。

あなたの友人にも、貯金上手な知り合いはいませんか?
そういった方は、貯めたお金をマイホームの頭金にしたり好きなものを買ったりと目的を達成しています。

貯金する理由

お金が貯まらない人と着実にお金が貯まる人との違いはなんでしょうか。

貯金する人は欲がないから?

いいえ、そんなことはありません。

何らかの大きな欲があるからこそ貯金するのです。
欲をおさえ、コツコツと貯金しているわけですね。

目標達成の為にコツコツ貯金する

また、上手にお金を貯める人は、「お金に対する考え方」「習慣」「貯め方」を身につけています。
ただそれが自然にできる人と試行錯誤してできるようになったかの違いだけです。

では、考え方や習慣などをマネすれば誰でも貯金上手になるのでしょうか。

少なくとも、今よりはお金が貯まるようになるはずです。
そうなれば、1ヶ月、2ヶ月と経つにつれて通帳を確認するのが楽しくなりそうですね。

お金が貯まらない人の考え方や習慣

目標金額にこだわり過ぎる

実は、お金を上手に貯める人は、そこまで目標にこだわっていません。
逆に目標にこだわりすぎると、貯金しにくくなってしまうケースもあるのです。

「○○を買うために貯めよう」とか「○○まで、あといくら」といった目標は立てずに、なるべく無駄な出費を防ぐことが貯金に直結すると考えたほうが堅実的と言えます。

貯金の残高(口座)を気にし過ぎる

いくら貯まったかを小まめに確認するのも良くない習慣です。

貯金に対して特別な感情を持たずに、通帳や貯金箱の中に入れたお金は無くしたものと思うくらいがちょうどいいかもしれません。

余ったお金を貯金に回そうと考える

貯金が下手な人がやってしまいがちなのが「余ったら貯金しよう」の考え方です。

余れば貯金できるんだから良いのでは?と思うかもしれませんが、最初から貯金の優先順位が低いわけですから、あまらないことを前提に意識してしまいます。

お金が貯まる人の考え方

結論から言えば、貯金とやり繰りは直結しています。

やり繰りの代表的な習慣が「節約」です。
なかには、節約をケチと思っている人もいるようですが、節約とケチは違います。

やり繰や節約とは根拠を元にお金を引き出し、出費を把握することです。
ケチとは節約に根拠がなく、出すべきところでもお金を出し渋ることを言います。

根拠をもとにお金を引き出した人は、財布の中には必要最低限の現金しか入っていないわけですから無駄な出費を防げます。
しかし、根拠もなく現金を財布の中に入れておく人は、ある分だけ使ってしまうのです。

貯金上手は財布の中身の金額を把握

節約上手な人はお金を貯めようと思って口座に残しているわけではなく、必要最低限の現金しか引き出さないので口座に残ったままです。「お金を貯めよう!」とは考えていないのです。

貯金を「お金への執着」として考える人もいますが、実は、貯金が下手な人ほどお金に執着する傾向にあります。お金を貯めるのが上手い人は、お金に対して冷静です。執着ではなく、管理が上手くなれば貯金も上手になるわけです。

お金が貯まる人の習慣

様々な記事を参考にしお金が貯まる人がおこなっている習慣をまとめてみました。
書かれてあることは同じで概ね以下となります。

  • 買いだめをしない
  • 月にお金を引き出す回数を決める
  • 我慢せず欲望をコントロールする
  • 財布の中身を把握する

いずれにしても当然のことばかりで、何故お金が貯まるのか?はお分かりいただけると思います。
また無理をして習慣づけるものではなく、ほんの少し意識するだけで身につけられそうですね。

[参考]
貯められる人に共通する10の特徴
http://allabout.co.jp/gm/gc/384919/2/

お金を貯めている人の「貯金」以外の習慣ランキング
http://ranking.goo.ne.jp/ranking/category/007/JoGpmBhknbPx/

貯金上手に学ぶ上手なお金の貯め方

上手にお金をためるための貯金術を紹介しているサイトが多くありますが、肝心なことは自分に合ったストレスの少ない方法をマネすることです。

はっきり言って、「闇雲な節約」「大きなストレスを感じる貯金術」はおすすめできません。
ただし、お金の使い道を改めるわけですから、多少のストレスは仕方ないですよね。

そのなかでも今すぐに実践できるお手軽な貯金術を4つご紹介します。

どれも共通して方法は簡単です。でも、効果は大きいですよ。
それから、習慣づけるまでに違和感があると思います。その違和感を乗り越えて習慣として身につけば、きっと貯金上手になれるはずです。

貯金術1 封筒を使って出費を管理

封筒に利用可能額を入れて管理する

まずは、現金を引き出す前に、水道光熱費や家賃など「現金として支払う必要最低限の出費の内訳」「空の封筒」に書きましょう。食費は目安で結構ですよ。

そして、合計を出したら、その分だけ現金を引き出し封筒に入れます。
たった、これだけです。ポイントは、封筒の中身が今月の利用可能額であると意識することです。
初めのうちは窮屈かもしれませんが、慣れるまでに時間はかかりません。

翌月になれば、封筒は捨てずにファイリングして引き出しにでも保管しておきましょう。
ここもポイントです。毎月これを1年続ければ、あなたの感覚は劇的に変化しているはずです。

貯金術2 食費の管理上手になる

数日分の食料をまとめ買いして食費を管理する

食費を制すれば節約を制すると言っても大げさではないでしょう。
それが、貯金に直結して効果が出ます。なので、貯金術として「食費の管理上手」になることをおすすめします。

方法は、決まった日数分をまとめ買いすることです。
注意して欲しいのは使う分だけをまとめ買いすることで、ただ安売りしているからと言って買い溜める訳ではありません。

その際は、「封筒の中にある食費分」を意識しながら買い物しましょう。封筒の中身が今月分の利用可能額ということを忘れてはいけませんよ。

貯金術3 貯金口座を作らない

貯金用口座は作らない方が良い

貯金口座は不要です。まずは、「貯金する」という意識を捨てなければ前進しません。
それは、貯金への執着を捨てるという意味にもなります。

何度も言いますが、貯金術1でご紹介した封筒の中身が今月分の利用可能額であって、つまりは、封筒であっても口座と同じことです。
引き出さなかった現金は「貯金」として勝手に残ります。

貯金術4 ペナルティ貯金で自分を罰する

無駄遣い時にペナルティを課す

衣服や食費は生活に必要不可欠です。ですから、当然ながら毎月の出費として組み込みましょう。
ただし、計画的ではない突発的で無駄な出費として明らかなものはNGです。そういったときは、自分にペナルティを与えてみてはいかがでしょうか。

例えば、コンビニで300円のケーキを買いたい・・・、そう思ったときは、買ってしまえばいいのです。
その際は、自分へのペナルティとして「購入した物と同じ金額を貯金箱に入れる」だけです。

発作的に300円のケーキを買えば、300円を貯金箱にチャリン。
300円を使うつもりが、結果的には600円のダメージです。

明らかに無計画で発作的で無駄と分かる5,000円の洋服を買えば、5,000円を貯金箱にチャリン。合計で1万円のダメージです。これは、かなり痛い・・・。

ペナルティ貯金の中身を繰り越したり、翌月の封筒の中に入れたりするのはNGです。お金の管理はメリハリがポイントとなります。

まとめ

いかがですか?
すぐにでも実践できそうな貯金術ばかりですよね。

なーんだ、たったそれだけか。
そう思われる方もいるでしょうが、まずは「たったこれだけ」のことができなければお金は貯まりません。

お金を貯めることは簡単ではありませんが、お金に対する考え方や習慣を身につければ着実に貯金を増やすことは可能です。
そのためには、小さなことからコツコツと習慣づける必要があります。

貯金は家計の資産運用です。
「家計」という名の会社では、あなたが経理であり社長です。お金に対する考え方や習慣を身につけて、貯金という家計の資産運用に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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