【サラリーマン投資家も儲けるチャンスが到来か?】円安が続く今こそ勝負の時でしょ

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円安・株高が続く今は儲けるチャンス到来か

9月に入って急激に円安が進みました。

さらに本日、追い打ちを掛けるような出来事がありました。

英スコットランドの独立が否決されたことで円安、株高がさらに進んだのです。

19日の東京市場で、円安・株高が一段と進んだ。

 株式市場では、日経平均株価(225種)が一時、300円近く値上がりして1万6360円を超え、2007年11月以来の高値をつけた。米株高や円安を受けて自動車などの輸出関連株が買われ、午後1時現在、前日終値比274円83銭高の1万6342円40銭で推移している。

 外国為替市場の円相場は一時、08年8月以来、約6年1か月ぶりに1ドル=109円台半ばまで円安が進んだ。午後1時現在、前日(午後5時)比68銭円安・ドル高の1ドル=109円22~23銭で取引されている。・・・円安・株高、一段と進む…英独立投票「反対」で 読売新聞(2014年9月19日)

相場が大きく動くときは儲けるチャンスです。

ここでは、ビギナー投資家のために円安の原因と儲け方をご紹介します。

円安の原因

円安の原因はおもに3つあります。

  1. アメリカのゼロ金利解除期待
  2. アメリカの景気回復が進み、早い時期にゼロ金利政策を解除し、利上げに踏み切るのではないかと期待されています。金利が上がり、ドル高となります。

  3. 日本の追加金融緩和期待
  4. 日銀の黒田総裁の発言により、追加の金融緩和が期待されています。金利はさらに下がり、円安となります。

  5. 公的年金の外国債券買い
  6. 120兆円あまりの公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人は、国内債券を減らして外国債券の運用を増やす予定です。外国の債券を購入するためのドル買いで、ドル高となります。

現在はこれだけの条件が揃ったのですから、円安・ドル高になるのも当然です。

しかし、この3つの理由は、数か月前から言われていたことです。

なぜ、9月上旬に急激な円安なのかという答えにはなっていません。7月であっても、8月であっても、10月であってもおかしくありませんでした。

詳細はわかりませんが、大口の投資家かヘッジファンドが円売りをしかけ、円買い・ドル売りに投資していた投資家が、損失に耐え切れずに、円売り・ドル買いを行い、これだけの値動きがあったと考えられます。

円安で一攫千金

急激な円安になると、さまざまな金融商品で投資のチャンスとなります。それぞれ見て行きましょう。

FXで短期的にゲット

FXとは「foreign exchange」つまり日本語では「外国為替証拠金取引」の略です。

FXでは、ドルを買うだけでなく、最初からドルを売ることもできます。ドル高(円安)と予想すればドルを買い、ドル安(円高)と予想すればドルを売ればいいのです。手数料も非常に安いので、短期で儲けるには最適です。

レバレッジがきくFX

FXの最大の特徴はレバレッジ(テコ)がはたらくことです。

たとえば、1ドルが100円のときに、10万円のドルを買ったとしましょう。1ドルが105円のときに、すべて売ると10万5000円になっているから、手数料を除くと、儲けは5000円だけです。

しかし、レバレッジを利かせると現在は25倍まで買うことができます。10万円用意して、レバレッジを25倍利かせると、250万円までドルを買うことができます。

1ドルが100円のときに、レバレッジを25倍利かせて250万円のドルを買ったとしましょう。1ドルが105円のときに、すべて売ると262万5000円になっているから、手数料を除くと12万5000円の儲けです。

10万円用意して、12万5000円儲けることができるのです。

9月上旬に円安方向に5,6円動きましたが、たった5,6円と思わないでください。レバレッジを25倍利かせていれば、資産が倍以上になることもあります。もちろん、すべて失って借金だけが残ることもあります。

FXはハイリスク、ハイリターンな投資です。高いレバレッジで取引しているときには、予想と反対に動いたときは早めに損切りすることが何よりも大切です。

現在は、レバレッジの最大は25倍に規制されていますが、数年前は200倍というのもありました。まさにギャンブルでしたね。

外貨預金で長~く育てる

FXでは、大きく儲けることもできますが、損失が膨大になることもあります。

外貨預金でもドル安になれば元本を割ることもありますが、損失は限られています。為替相場に一喜一憂せずに、長い目で増やすのもいいです。

アメリカの金利は、今後上昇していくから、円での預金より金利がつくこともうれしいですね。長く預けておくときは、金利の差は大きいです。

最近は、外国の銀行でなくとも、日本のふつうの都市銀行、地方銀行でも外貨預金はできます。

ただし、気をつけなければならないのは、円をドルにするときにも、ドルを円にするときにも手数料がかかることです。手数料はFXの場合より高いので、頻繁に両替するのはやめましょう。

また、外貨預金は預金保険の対象ではありませんから、倒産の可能性がある銀行は避けたほうが賢明です。

業績を予想して株式投資

長い目では、円安は企業の業績に大きな影響を与えます。

よくニュースになるのは、自動車や電機メーカーなどの輸出企業ですね。対ドルで1円円安になると、トヨタでは年間の400億円営業利益が生まれるそうです。

ただし、輸出企業の多くは海外に工場を移転しているし、円高になったときのために保険をかけていて、逆の円安になったときは、本業で利益が出ても、保険で損失がふくらむこともあります。その企業の特徴をよく調べてから投資しましょう。

円安効果が大きいのは、海外からの観光ですね。旅行業者、航空業界、ホテルなどの業績アップにつながります。まったく関係がなさそうな国内の小売店への影響も大きいです。

東京都内の百貨店、家電量販店、ブランドショップでは、海外からのお客さんがどんどん増えています。円安となれば、さらに安く、品質が確かな商品を手に入れられるのだから、どんどん海外からの客はふえるでしょう。

海外からの客が多い百貨店、家電量販店の株を買ってみるのもおもしろいでしょう。

まとめ

ただし、投資に完全はありません。この円安もいつまで続くか保証はありません。

しかし、アベノミクス、東京オリンピック、円安など、好要因が揃っており、このような投資チャンスはめったに来ないのも事実。

リスクも管理しながら、あくまで自己責任でこのチャンスに向きあいましょう。

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