株主優待で暮らす桐谷さんに学ぶ!ビギナー投資家が株主優待で得して儲かる株の選び方とは

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株式投資の2つの儲け方

自転車に乗って走る元将棋棋士の桐谷広人さんを、よくテレビで見かけますね。

投資家で、株主優待券を使い切るために自転車で疾走しておられます。


ここでは、桐谷さんも利用している役にたつ株主優待について考えます。

まずはおさらいですが、株式投資では大きく分けて2種類の儲け方があります。

キャピタルゲイン

1つ目はキャピタルゲインです。株価の上昇によって儲けることです。

8月29日に「水を注ぐだけで発電する非常用電池」を発表した古河電池の株価は、そのユニークさと防災関連の需要のため、発表前日の終わり値は690円だったのが、9月4日には1660円まで上がっています。

たったの1週間ほどで2.4倍です。もし、138万円で2000株買っていれば、332万となり、1週間で194万円の儲けです。

しかし、こんなうまい話はそうありません。キャピタルゲインではなく、キャピタルロスとなって、損をすることもあることを忘れないでください。

インカムゲイン

2つ目はインカムゲインです。インカムゲインは、配当や株主優待から得られる利益です。

インカムゲインでは大きくは儲けられません。ときには変更されることもありますが、毎年同じ金額が配当されることが多いので、確実に儲けられます。そして、インカムロスはありません。

今なら1年定期でも0.025%程度の金利しかつきません。しかし、配当金なら3~4%の会社がいくつもあります。大きな会社では、東燃ゼネラル石油(株)が約4%です。

ただし配当金が高いところほど、減額される可能性が高いのでご注意を!

でも、東燃ゼネラル石油(株)の配当金は、1年定期の利子の160倍ですから、減らされても配当金のキャピタルゲインがお得です。

株主優待

そして忘れてはならないのが、株主優待です。配当金には20.315%もの 源泉所得税がかかってしまうのですが、株主優待なら所得税が、かからないのもお得です。

今日は、株主優待、配当金でお得な銘柄を2つ紹介します。

コロワイド

1つ目は、株式会社コロワイドです。2014年9月現在1株1350円ほどです。

約675000円で500株買うと、お店で使えるポイントを年間4万円分もくれるのです。実に6%です。ほかに配当金も5円(500株で2500円)つきます。

株式優待でも、近くにお店がなくて使用できない場合も多いですが、コロワイドは、全国に直営店だけでも892店舗あり、業種も下記のように様々です。是非使ってみてください。

  • 居酒屋:甘太郎、いろはにほへと、NIJYU-MARU、うまいもん酒場えこひいき、北海道等
  • 洋食:ステーキ宮、ラ・パウザ、ウルフギャング・パックカフェ等
  • すし:にぎりの徳兵衛、海鮮アトム等
  • 焼肉:がんこ炎、カルビ大将等
  • 和食:濱町、濱ふうふう等

伊藤園第1種優先株式

2つ目は、伊藤園第1種優先株式です。

伊藤園の普通の株式は、2014年9月現在約2200円ですが、伊藤園第1種優先株式は、2014年9月現在約1800円です。ちょっと安いですね。

いっぽう、伊藤園の普通の株式の配当金は40円ですが、伊藤園第1種優先株式の配当金は50円です。

値段は安いのに、配当金は多い。こんなことってあるのでしょうか。実は、伊藤園第1種優先株式は、株主総会で投票する権利がないのです。その分、配当金が高いのです。

配当金は、普通の株式が1.8%なのに対して、伊藤園第1種優先株式は2.8%です。そしてどちらも、100株買うと、毎年1,500円相当の自社製品詰合せが送られてきます。

普通の株式を200株買っても自社製品詰合せは1つしか送られてきませんが、普通の株式を100株、第1種優先株式を100株買えば、2つ送られてくるのもうれしいです。

伊藤園第1種優先株式をぜひ買ってみましょう。

筆者のように、株主総会に行くことがない株主にとっては、第1種優先株式が増えてほしいのですが、残念ながら伊藤園のほかにはありません。

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